LINE集客・配信公開 2026.07.04更新 2026.09.20

LINEステップ配信シナリオの設計手順|業種別の分岐例つき

ステップ配信は登録直後→教育→オファーの3フェーズで設計します。ゴールの決め方から業種別の分岐例、配信間隔の目安、効果測定まで、設計手順を順番に解説します。

ステップ配信は、友だち追加や特定の行動を起点に、あらかじめ用意したメッセージを決まった順番・間隔で自動配信する仕組みです。シナリオの設計が良ければ、営業時間外でも見込み客の教育から来店・購入までの導線が自動で回り続けます。本記事では、ステップ配信シナリオの設計手順を、登録直後→教育→オファーの流れに沿って解説します。

ステップ配信と一斉配信の違い

一斉配信は「今いる友だち全員」に同じタイミングで届きますが、ステップ配信は「一人ひとりの追加日・行動」を起点に動きます。

  • 追加3日後の人には3日目のメッセージが、昨日追加した人には1日目のメッセージが届く
  • 全員が同じ順番で情報を受け取るため、前提知識を積み上げる「教育」ができる
  • 一度作れば自動で回り続けるため、運用の手離れが良い

一斉配信がチラシだとすれば、ステップ配信は新規のお客様全員に同じ品質で行われる接客トークです。接客の上手なスタッフの説明の流れを、そのままシナリオに落とし込むイメージで設計すると考えやすくなります。

設計手順1: ゴールを1つに決める

最初に決めるのは配信本数ではなくゴールです。「初回予約」「体験申込」「初回購入」など、シナリオの到達点を1つに絞ります。ゴールが複数あるシナリオは、各メッセージの焦点がぼやけて機能しません。

  • ゴールの例: 来店予約、体験・カウンセリング申込、クーポン利用、初回購入
  • ゴール手前の中間指標(リッチメニューのタップ、診断への回答など)も決めておくと、後の改善がしやすくなります

設計手順2: 登録直後→教育→オファーの3フェーズで骨格を作る

シナリオの骨格は次の3フェーズです。

フェーズタイミング目安目的と内容
登録直後追加直後〜1日目特典の即時提供、自己紹介、期待値の設定。「このアカウントは何をくれるのか」を明確にする
教育2日目〜7日目前後選ばれる理由、よくある不安への回答、お客様の声。売り込まずに信頼を積む
オファー7日目〜14日目前後期限付きの初回オファーを提示。教育フェーズで解消した不安を踏まえて背中を押す

登録直後の1通目は、シナリオ全体で最も読まれるメッセージです。約束した特典(クーポンなど)を確実に渡し、あわせて「今後どんな配信が届くか」を予告しておくと、その後のブロックを抑えられます。

教育フェーズでいきなり売り込まないことも重要です。オファーの反応は、その手前でどれだけ不安を解消し、信頼を積めたかで決まります。

設計手順3: 業種別に分岐を設計する

全員に同じシナリオを流すより、最初の行動や回答で分岐させると精度が上がります。

  • 飲食店: 初回クーポン利用の有無で分岐。利用者には2回目クーポン、未利用者には期限リマインドを送る
  • 美容室・サロン: 診断やアンケートで悩みを取得し、悩み別の事例・メニュー紹介へ分岐する
  • クリニック・治療院: 予約済みの人には来院前の案内とリマインド、未予約の人には症状別の情報提供を続ける
  • スクール・教室: 体験申込者には当日案内、未申込者には受講生の声→期限付き体験オファーの順で送る

分岐の条件になるのは「タグ(興味・属性)」と「行動(予約・購入・タップ)」です。タグの設計方法はセグメント・タグ配信の実践ガイドを参照してください。予約をゴールにする場合は、予約後のリマインド配信によるノーショー対策までセットで設計すると効果が安定します。

配信間隔・本数の目安と効果測定

間隔と本数

  • 序盤(登録直後〜教育前半)は1〜2日おき、後半は間隔を空けていく
  • 全体で5〜8通程度から始め、反応を見て増減する
  • 深夜・早朝を避け、業種に合った時間帯に固定する
  • シナリオ完走後は、通常のセグメント配信に引き継ぐ

最初から長大なシナリオを作る必要はありません。短く作って早く回し、データを見て伸ばす方が結果的に早く仕上がります。

効果測定と改善 — 作りっぱなしにしない

ステップ配信は自動で動くからこそ、放置すると季節外れの内容や終了したキャンペーンを流し続けるリスクがあります。少なくとも月1回は次の観点で見直しましょう。

  1. 1各ステップの到達数と離脱(ブロック)数を確認する
  2. 2ブロックが集中するステップは、内容と配信間隔を見直す
  3. 3オファーの反応が悪い場合は、オファー自体よりも教育フェーズの不足を疑う
  4. 4流入元別に反応を比較し、経路ごとにシナリオを分けるかを判断する

シナリオ設計は顧客データの設計と一体で考える

精度の高い分岐は、「この人が誰で、何に興味があり、どこまで進んだか」を記録できていて初めて成立します。ステップ配信の機能だけを導入しても、顧客情報が把握できていなければ、全員向けの画一的なシナリオしか作れません。友だちを集める段階から、流入元の計測と顧客情報の記録をセットで設計することが重要です。

LYNXは、ステップ配信・セグメント配信に加えて、顧客カルテ・流入元計測・アンケート/診断・予約機能を一体で提供しており、行動データに基づく分岐シナリオを設計できます。シナリオ設計から相談したい方はステップ配信対応のLINE CRMを、予約導線とあわせて検討する場合はLINE予約システムをご覧ください。

FAQ

よくある質問

ステップ配信のシナリオは何通くらいで作ればよいですか?

全体で5〜8通程度から始めるのが現実的です。序盤は1〜2日おき、後半は間隔を空けて配信し、各ステップの到達数とブロック数を見ながら増減します。最初から長大なシナリオを作るより、短く作って改善する方が早く仕上がります。

ステップ配信と一斉配信はどう使い分けますか?

ステップ配信は追加日や行動を起点に一人ひとり異なるタイミングで届くため、新規友だちの教育と初回コンバージョンに向いています。一斉配信はタイムリーな告知に向いており、シナリオ完走後のセグメント配信と組み合わせて使います。

シナリオの分岐はどのように設計すればよいですか?

タグ(興味・属性)と行動(予約・購入・クーポン利用など)を条件に分岐させます。例えば飲食店なら初回クーポン利用の有無、サロンなら診断回答の悩み別など、業種のゴールに直結する行動を分岐点に選ぶのが基本です。

オファーの反応が悪いときはどこを直すべきですか?

オファーそのものより、手前の教育フェーズの不足を疑ってください。オファーへの反応は、それまでに不安がどれだけ解消され信頼が積み上がっているかで決まります。あわせてブロックが集中するステップの内容と間隔も見直します。

Next Step

この記事の内容を、自社のLINE運用で実現する

業種と現在のLINE公式アカウントの状態を聞いたうえで、どこから着手すべきかを整理します。無理な売り込みはしません。